表千家と裏千家とはなにか、二つの違いを知っていますか?
今回は、表千家と裏千家の違いと、それぞれの教室に通った感想も紹介します。
- 表千家と裏千家の違い
- 茶道初心者の方は裏千家が馴染みやすい
- 表千家と裏千家の教室に通った実際の感想
これから茶道教室に通いたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください!

- 茶道歴 8年
- 茶道教室(表千家・裏千家)に入門経験あり
- 気軽に茶道を楽しむ方法を発信中
※本ページの情報は2022年9月時点です。最新の配信状況は公式サイトにてご確認ください。
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表千家と裏千家の違いとは?
茶道には、様々な流派がありますが、有名な流派は表千家と裏千家があります。
では、表千家と裏千家にはどんな違いがあるでしょうか?
表千家と裏千家の言葉の意味とは?
表千家は、日本でお茶を広めたことで有名な「千利休」を祖とする、千家流茶道の「本家」です。
表千家を代表する「不審菴(ふしんあん)」と呼ばれる茶室があり、裏千家を代表する「今日庵(こんにちあん)」と呼ばれる茶室があります。
本家の象徴である「不審庵」の裏手に「今日庵」があります。
そのため、千家の中の表側の家(不審庵)を表千家、裏側の家(今日庵)を裏千家と呼ばれているのです。
表千家と裏千家の違い
①お点前の流れ
表千家のお点前は、一切の無駄がないことが特徴です。
そのため、最初から最後まで、強弱がなく、抑揚なく行います。
これは、茶道の本質である「無駄を極限まで削ぎ落す」ことを表現しています。
表千家のお点前は、「自然に流れるような」お点前だといえます。
一方、裏千家のお点前は、見せ場となるポイントで動きを止めることが特徴です。
これは全体の流れに、意識的に動きのあるお点前をしています。
裏千家のお点前は、「メリハリがきいた」お点前だといえます。
②作法・お茶の点て方
表千家の場合は、お茶が泡立たないように、静かにお茶を点てます。
このように点てることで、抹茶そのものの味がしっかりと強く伝わります。
裏千家の場合は、お茶が泡立つように茶筅(ちゃせん)を振って点てます。
このように点てることで、クリーミーな泡立ちが特徴の仕上がりになります。
そのため、口当たりがとてもまろやかで優しいことが特徴です。
③心構え
表千家は、千利休の「わびさび」の精神を最も忠実に再現した伝統を重んじるシンプルな流派です。
そのため、道具は簡素なものを使用します。
伝統を重んじて、そのまま受け継いでいきます。
裏千家は、「時代に合わせて臨機応変に変えていく」という考え方です。
そのため、時には華やかな道具や、時代に合わせた多種多様な道具を使うこともあります。
又、正座が苦手な人向けに、「立礼」という椅子のお点前を作ったりもしています。
表千家と裏千家はどちらが良い?
以上のことからわかる通り、表千家茶道と裏千家茶道は、お点前の流れや作法、使う道具が違いますが、優劣はありません。
「千家の本家」である表千家は、伝統を守り、わびさびの精神を再現した流派です。
一方で、裏千家は時代に合わせたお点前を積極的に取り入れています。
そのため、茶道具は華やかで、種類が多いのです。
時代に合わせた流派ということもあり、裏千家の方が人口が多く、茶道を始めやすい環境だといえます。
伝統を重視した表千家、時代に合わせた裏千家。
このように簡単に覚えておくと、わかりやすいかもしれません。
茶道教室に通った実際の感想
私は茶道教室に参加することに少し緊張していましたが、とても優しい先生や生徒さんに出会えました。
日常生活とは違った、茶道教室ならではの緊張感があり、背筋が伸びて心地よい時間の流れを感じます。
実際に参加すると、一つ一つの動作に意味があることを学び、シンプルで合理的な動きを身につけました。
また、美しい歩き方や姿勢などの所作も身につけられます。
先生からはお茶のことだけでなく、掛け軸や茶花のお話もあってとても勉強になり、日本文化の素晴らしさを実感しています。
さらに茶道教室では着物を着る機会もあり、一人で着物が着られるようになりました。
なかなか着物を着る機会もなく、一人で着ることができなかったので本当に嬉しいです!
季節によって茶花やお道具が変わるので、季節の変化も楽しむようなりました。
季節の和菓子も楽しめるので、個人的に和菓子屋へ入ることが多くなりました。
茶道を知ると、茶道の精神、和菓子、陶芸、お花、掛け軸など、興味が広がります!
新しい世界に飛び込むことに不安もありましたが、茶道教室へ行って本当に良かったです!
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まとめ
今回は表千家と裏千家の違いを紹介しました。
この2つの流派には優劣がなく、茶道教室を選ぶ際には自分に合った流派を選んで良いのです。
どちらの流派も学べることがとても多く、自分の成長にもつながります。
格式が高いと不安に思うかもしれませんが、実際は学びの場として参加しやすい環境なのです。
茶道教室を選ぶ際には、ぜひ参考にしてみてください。
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