禁じられた地動説を命がけで研究する男たちの生き様を描いた、「チ。―地球の運動について―」。
今回は「チ。―地球の運動について―」を読むか迷っている方向けに、
- 「チ。地球の運動について」あらすじ・ネタバレ
- 「チ。地球の運動について」の魅力ポイント
- 物語に重要なキャラクターの魅力
以上についてお伝えしていきます。
さらに、漫画「チ。―地球の運動について―」を1巻から最新巻まで無料で読みたい!という方には
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※本ページの情報は2022年5月時点のものです。最新の配信状況は公式サイトにてご確認ください。
『チ。―地球の運動について―』(漫画)とは?
マンガ大賞にランクインした「チ。―地球の運動について―」の作品情報からご覧ください。
「チ。―地球の運動について―」(漫画)概要
![[魚豊]のチ。―地球の運動について―(1) (ビッグコミックス)](https://m.media-amazon.com/images/I/51OD1UXiF3L.jpg)
- タイトル:チ。―地球の運動について―
- 作者 :魚豊(うおと)
- 連載期間:2020年~
- 巻数 :既刊7巻(2022年3月)
マンガ大賞2021にて2位にランクインした話題作「チ。―地球の運動について―」。
『チ。-地球の運動について-』とは、2020年から小学館のビッグコミックスピリッツにて連載中の、漫画家・魚豊による青年漫画です。2022年3月時点では7巻が刊行されています。
地動説を信じる主人公たちを中心に物語が展開されており、「人が潜在的に持つ知的好奇心をくすぐる面白さ」が人気となり「マンガ大賞2021」で2位にランクインしました。
2022年3月時点で、単行本の累計部数200万部を突破しているほど人気作品。
「チ。―地球の運動について―」(漫画)あらすじ
動かせ 歴史を 心を 運命を ――星を。
舞台は15世紀のヨーロッパ。
異端思想が処せられていた時代。
主人公の神童・ラファウは飛び級で入学する予定の大学において、当時一番重要とされていた神学の専攻を皆に期待されていた。
合理性を最も重んじるラファウにとってもそれは当然の選択であり、
合理性に従っている限り世界は“チョロい”はずだった。
しかし、ある日ラファウの元に現れた謎の男が研究していたのは、異端思想ド真ン中の「ある真理」だった――
命を捨てても曲げられない信念があるか?
世界を敵に回しても貫きたい美学はあるか?
アツい人間を描かせたら敵ナシの『ひゃくえむ。』魚豊が描く、歴史上最もアツい人々の物語!!
面白い漫画を読む喜びに打ち震えろ!!
Renta! – オススメ漫画紹介!
異端思想である、地球が太陽の周りを回っているという「地動説」を信じるようになっていく人々を描いた作品です。
地動説の研究が何人もの人々に受け継がれていくので、章ごとに主人公が代わります。
本作の主人公たちは命を懸けて自らの意思を貫いていく、感動のストーリーが描かれています。
以下では、2巻までのストーリーを簡単にまとめました。
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「チ。―地球の運動について―」(漫画)1巻あらすじ・ネタバレ考察
1巻のあらすじ|「チ。―地球の運動について―」(漫画)
動かせ 歴史を 心を 運命を ――星を。
舞台は15世紀のヨーロッパ。異端思想がガンガン火あぶりに処せられていた時代。
主人公の神童・ラファウは飛び級で入学する予定の大学において、当時一番重要とされていた神学の専攻を皆に期待されていた。
合理性を最も重んじるラファウにとってもそれは当然の選択であり、合理性に従っている限り世界は“チョロい”はずだった。
しかし、ある日ラファウの元に現れた謎の男が研究していたのは、異端思想ド真ン中の「ある真理」だった――
命を捨てても曲げられない信念があるか?世界を敵に回しても貫きたい美学はあるか?アツい人間を描かせたら敵ナシの『ひゃくえむ。』魚豊が描く、歴史上最もアツい人々の物語!!
ページを捲るたび血が沸き立つのを感じるはず。面白い漫画を読む喜びに打ち震えろ!!
チ。―地球の運動について― 1 | 小学館
主人公・ラファウは合理的に生きる少年で、世界は「チョロい」と考えていた。
ある日フベルトが現れ、ラファウの人生は一変する。
止められない知的好奇心がどんな結果を招くのか?
1巻のネタバレ|「チ。―地球の運動について―」(漫画)
15世紀前期、ヨーロッパのP王国では「C教」という宗教が国を統治し、絶対的な権力を持っていた。
物語はC教の異端審問官ノヴァクが異端者を排除するシーンから始まる。
この時代では「天動説」が信じられており、「地動説」を信じることは異端者として認定されてしまう。
12歳の少年ラファウはフベルトという異端者の男と出会い、「地動説」の美しさに魅入られる。
ラファウは危険な道を通りながら、「地動説」の研究を続ける。
最後は「地動説」の研究のために、ラファウは自ら命を絶つことを選んだ。
「チ。―地球の運動について―」(漫画)2巻あらすじ・ネタバレ考察
2巻のあらすじ|「チ。―地球の運動について―」(漫画)
私達はこの世界に絶望すべきなのか――?
地動説を生き延びさせるために、神童ラファウが自ら命を絶ってから10年が経った。
代闘士として殺人を繰り返す超ネガティブ思考の青年・オクジーは、同僚の超ポジティブ思考の男・グラスに「絶対の信頼がおける『希望』を見つけた」と告げられる。
そしてグラスが取り出したのは、「火星」の観測記録だった――
あらかじめ絶望しておけばそれ以下の悲しみも苦しみもない。
ならばこの世界に絶望しておくのが正解なんだろうか?
いや、そんなことはない。 まったく違う。
その理由はこの漫画に描いてある。
チ。―地球の運動について― 2 | 小学館
代闘士として働くオクジーとグラスはペアを組まされていた。
そんな二人の前にある変人と出会い、二人の思想はだんだん変わっていく。
超ネガティブ思考のオクジーが選んだ道とは?
2巻のネタバレ|「チ。―地球の運動について―」(漫画)
ラファウの死から10年後の世界へ。
決闘代理人のオクジ―とグラスは、ラファウの遺志を受け継いだ異端者に出会う。
C教の教えに背き、異端者を逃そうとするが、グラスは命を落としてしまう。
異端思想を同じくする修道士バデーニを尋ね、地動説の基礎理論を完成させる。
しかし、異端審問官に見つかり処刑されてしまうが、バデーニのある行動により研究成果は途絶えることはなかった。
『チ。―地球の運動について―』の魅力3選
本作は中世ヨーロッパを舞台に、教会による激しい迫害の中、地動説を証明するために奮闘した人たちの群像劇。
一度読めば抜け出せなくなる魅力が詰まっています!
この面白さはどのようなものか、作品の魅力を3つのポイントにまとめました。
魅力①実話のようなリアリティのある設定
「チ。地球の運動について」のストーリーは、時代が15世紀前期、舞台はヨーロッパの『P王国』という設定です。
紀元前4世紀から16世紀まで宇宙の中心は地球という考えの「天動説」が信じられていました。
これに対して宇宙は太陽が中心で地球が動く「地動説」を信じるものは異端者として認定。
異端者は徹底的に排除。
地動説は16世紀以降明らかになるが、カトリック教会の教義の解釈で弾圧された歴史に触れた、新機軸を盛り込んだ作品です。
魅力②主人公・ラファウの成長
主人公のラファウは12歳で大学に飛び級入学が決まっていました。
ラファウは天才少年で、合理性に従っていれば「世界はチョロい」と心底他人を見下していました。
ある日不気味な男との出会いにより、ラファウの人生は大きく変わっていきます。
ラファウが命懸けで研究をする勇気と行動力に感動必須!!
今勉強に励んでいる人にとって大きな影響を与える人物です。
魅力③学び・研究への熱意
P王国ではC教という宗教が国を統治し、絶対的な権力を持ち、「天動説」が信じられていました。
地動説を信じることは、C教の教えに背くことであり異端者として認定されてしまいます。
異端者になった者は強制的に排除。
そんな危ない時代に、地動説を信じるに値すると心に決めた人々が、命を賭けて自らの意思を貫いていく姿に感動します。
本作では章ごとに主人公が代わり、真理の追求に人生を捧げることのすばらしさが描かれていきます。
地動説の研究を受け継いだ男たちの美学と狂気を描いた作品です。
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『チ。―地球の運動について―』主要キャラクター8人紹介!
本作には自分の信念を貫くために奮闘する、魅力的なキャラクターが数多く登場します。
ここでは主要人物に絞って紹介します。
キャラクター①ラファウ
「チ。―地球の運動について―」の主人公の一人。
12歳で大学に飛び級入学が決まるほどの天才少年。
ラファウは孤児で、ポトツキの義子となる。
ある日、フベルトに出会い、地動説を知り興味を持つ。
大学では天文学を専攻することを決意し、地動説の研究を始める。
キャラクター②フベルト
「禁じられた研究」の地動説を研究し、異端者として捕まっていた学者。
異端者へのあるルールのため、収容されていた。
そして改心したと判断され釈放された。
ラファウの義父ポトツキがフベルトの身柄を引き取ることになる。
フベルトは改心したと嘘をつき、地動説の研究を諦めていなかった。
その後ラファウに出会い、地動説の美しさを教える。
キャラクター③ポトツキ
ラファウの義父で、学校の先生をしている。
ラファウに天文の勉強を止めさせ、神学を専攻するように誘導する。
キャラクター④ノヴァク
異端者を見つける元傭兵で、C教の派遣異端審問官。
服の袖がいつも汚れている。
常にけだるげな態度をとるが、異端者の排除を行う恐ろしい男。
キャラクター⑤オクジー
決闘を代理で行う代闘士の男。
超ネガティブ思考で、希望を見出せない男。
早く天国に行きたいと願っている。
優れた視力を持つが、空を見ることが怖い。
キャラクター⑥グラス
決闘を代理で行う代闘士。
超ポジティブ思考で、火星に希望を見出した。
家族を亡くして絶望していた。
キャラクター⑦バデーニ
修道士。
ある事件により、眼帯をしている。
知識量、計算力など並外れた頭脳をもつ優秀な人。
キャラクター⑧ヨレンタ
天文研究助手。コルベの助手。
「女だから」という理由で満足に研究をさせてもらえなかった。
優秀な頭脳をもつ。
キャラクター⑨ピャスト
宇宙論の大家。
ヨレンタの雇い主で完璧な「天動説」の証明に力を注いでいる。
女性差別問題に多少の理解はある。
キャラクター⑩コルベ
ヨレンタの先輩。
ヨレンタの実力は認めているが、女性軽視を感覚は残っている。
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世間の評判・口コミ
「チ。―地球の運動について―」は口コミで有名になり、「マンガ大賞2021」では第2位となりました。
ここでは一部の声を紹介します。
心が震えて泣けちゃったよ…
歴史で数行で終わるような事柄に
こんなドラマティックなことが隠されていたのかもしれない。
自分が大事にしてきた価値観や動機を遥か昔の人々が持って行動に移してきて、それを今描き伝えようとしてる人がいてそれを受けとめ絶賛する人たちがいる。
その事実にも喜びがわきました。
Posted by ブクログ
ドラマ。
圧倒的にドラマティック。
長年自分が費やしたものが無駄にならないか。
その思考から多くの人が費やした時間、費用を考えて親子、友人、恋愛関係で判断を鈍らせてしまう。
研究者にとってもそうだろう。
そんな中で圧倒的に魅せられるもの。突き動かされるものがある…。
文字について、識字が当たり前すぎて気にもとめていなかったけれど書かれていることが的を射ていて感動した。
書かれている通りに 時間を超え繋がれる。
今、こうして漫画を楽しめていることにも感謝してしまう。圧倒的なドラマ。
Posted by ブクログ
身震いした。凄すぎて。タイトル回収が鮮やかすぎて泣いた。
Posted by ブクログ
「チ。―地球の運動について―」全巻を1番安く読む方法

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「チ。―地球の運動について―」のネタバレあらすじのまとめ
「チ。―地球の運動について―」のネタバレをまとめました。
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